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ストレッチポールに対する考え方①

ストレッチポールを臨床でよく用いて

運動療法を組み立てることが多いです。

一応ベーシックセブンを受けたり、

自分自身の身体メンテナンスの中で

使ったりはしているので、

メリットや効果はある程度

理解しているつもりですが、

知識としては不十分な点が多く、

臨床応用の仕方は模索中です。

 

そこで、現時点での

ストレッチポールに対する

自分の考えを書いていきます。

 

ストレッチポールの効果とは 

ストレッチポールの効果としては

・リラクセーション

・身体状況(左右差)の自己認識

インナーマッスルの活性化

・支持基底面からの重心認知

・静的姿勢アライメントの改善

などなど、効果が知られています。

 

具体的には、

・四肢の重さによる身体前面(大胸筋や小胸筋など)の筋肉の伸張

・胸椎の伸展

・上腕骨頭の下方への牽引

・胸郭・肩甲骨リアライメント、周囲筋リラクゼーション

・臀部では骨盤後傾周囲靱帯の緩み大腿骨頭の下方への牽引、股関節周囲のリラクゼーション

・腹横筋・腹斜筋群の筋厚の増加

・静的閉眼立位バランス機能の向上

 

などなどあるそうです。

 

最近では健常者だけでなく片麻痺に対する研究も多いです。

 

色々な効果があるとは思いますが、

 

自分の中で大切にしていることは

 

「何を目的に利用しているか」

 

です。

 

まず、ストレッチポール上に寝るのと、

背臥位で寝るのとはどう違うのか。

 

背臥位と比較すると、支持基底面の違いがあります。

 

ストレッチポール上では、脊柱を前腕・足底

くらいしか支持基底面がありません。

 

さらに、円形の形状をしています。

そのため、基本的には「不安定」であると捉えています。

 

乗ったすぐは誰でもグラグラすると思います。

そしてしばらくするとグラグラが落ち着いてきます。

なかなか落ち着かない人もいます。

 

安定のさせ方も人それぞれです。

例えば

・骨盤や下部胸郭を細かく動かして安定を作ろうとする

・足底で押したりしながら安定を作ろうとする

・前腕や肩甲帯を使いながら安定を作ろうとする

・なかなか安定しない

などなど

 

色々なパターンがあると思っています。

 

なので

「使えば効果が出る」

のではなく

その人に、どういう目的で利用しているのか

その目的で利用した時に、どういう反応が見られたか

が非常に大切なのではないかと思っています。

 

何を目的に利用するのか?

健常者に対しては

インナーマッスルの活性化や姿勢アライメントの改善

リラクゼーションとして用いることが多いかと思います。

インナーマッスルを活性化させたいなら

「安定」ではなくある程度の「不安定」

を作らなければいけない。

床を前腕支持していれば安定しているけど

離すとグラグラするのであれば

その人の不安定はそこにあるし、

その不安定も上肢をお腹の上に置くのか

挙上させておくのか

などによって難易度が変わるし

 

逆に片麻痺などで

リラクゼーションや過緊張の抑制

左右の認識を目的に利用しているのに

乗っているだけで精一杯だと逆効果だし

多分そういう人にはまずはある程度の

「安定」を与える必要がある

 

もちろんあえてわずかな不安定を与えて

自己修正や正中を意識してもらうのも大切だと思うし

 

とにかく

どういう人に対して

どういう目的で利用するのかが

大事かなと思ってます。

 

そして

常に反応を見る必要があると思います。